本堂縁周りにコンクリートを打設し、排水溝を設置し、その上に砂利を敷きました。

仁王門の縁廻りもコンクリートで固めました。

本堂、仁王門、ともにほぼ完成状態となり、現在は防災設備の設置や境内の各種整備を行っています。
いよいよ工事も大詰めです。

この保存修理工事によって新たに年号が発見されました。

大工さんが工事の記念として自分の名前や年月日を書いたと思われる、本堂の敷居の裏の文字。そこには明暦4年(1658)とあります。

敷居は建立当初から一度も動かされた形跡がないため、万治元年(=明暦4年)に本堂が建立されたという記録を裏付ける、貴重な発見となりました。

元禄3年(1690)や享和2年(1802)など、建物の修理が行われた年のものも発見されました。

こちらは江戸時代の大工さんが部材を組み合わせる際の目印として描いた絵番付(えばんづけ)。
なかなか絵心のあるものもあり、当時の人々が何だか身近な存在として感じられます。

(写真提供:公益財団法人 文化財建造物保存技術協会)