平成27年9月下旬、本堂と仁王門の解体作業が終了しました。
仁王門は礎石だけとなり、本堂も屋根や床や壁が外されて、柱だけが残っているような状態です。
本堂の柱は当初、下に敷かれた礎石を据え直すことで傾きを直す程度の修理の予定でしたが、工事が進むにつれて予想以上に木材が腐朽していたことが判明したため、特に傷みの激しい柱6本は予定を変えて取り外し、修繕を施すことになりました。
状況に合わせて計画の見直しを加えながらも、解体自体は無事に終わり、現在は来年から始まる建て直し作業に向けて準備中です。
これまでの工事の様子を御紹介します。
(写真提供:公益財団法人 文化財建造物保存技術協会)